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羽佐間一潮

56歳からの創業(はじめに)

 今日で創業から丸1年。創業年度に6割の企業が倒産すると言われる世の中で、このほど決算を迎えられたことはありがたく、家族や取引先、友人皆さまに心から感謝申し上げます。


 さて、会社の雇用制度も70歳延長に向けて厚生労働省は制度づくりを進めており、来年の2021年4月には企業への努力義務化が行われる見込みです。50歳を過ぎ、残りの人生をどのように活かすか、思案のしどころで、そのまま会社に残るも良し、転職して、自分のキャリアを試すも良し。大事なのは、一度振り返ることだと思います。


 私は55歳という年齢は、チャレンジを行う最後の機会だと思っております。現在は60歳定年、その後一定の条件の下で65歳までの雇用延長が主流です。転職を例に取りますと、採用側は55歳から採用すると65歳まで10年活用できます。60歳からの転職では、65歳まで5年ほどしかなく、新しい職場や仕事スタイルへの適合までの期間を鑑みると、採用側の企業は、戦力化できる活用期間は短くなるため、採用時は概して低く見積もられます。従い、新たにチャレンジするのであれば、気力もまだ残っている55歳を目標にすることをおすすめします。尚、創業を選択する場合は上記いずれの条件には当てはまりませんので、起業を通じて社会に十分還元できるものと信じております。


 私の場合は創業という選択を取りました。なぜ、創業に踏み切ったのかは、ブログの中でおいおいご紹介いたします。さて、私が会社を創業する上で1つ決めたことがあります。それは起業するなら、フリーランス(個人事業主の事)ではなく、きっちりと法人を設立しようと決めました。法人格があれば、企業と直接取引できます。そして、「せっかく起業するなら会社設立まで自分でやってみよう」とめったに経験できないこの機会を有効に使うことに決めました。


 設立準備から会社の事業開始まで、どのようなプロセスであったのかを自分の経験を通じてなるべくわかりやすく、具体的に紹介し記録に残すこととしました。これがこのブログのテーマです。会社設立はとてもパワーが必要です。また会社勤めとは違い、保証など一切ない世界は時として不安に襲われることもあります。これから創業を考えている方の参考して頂ければ幸いです。


 これから、つらつらと綴ってまいりたいと思いますので、たまに覗きに来てください。お待ちしております。




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